よくある質問

薪ストーブの燃料は何を使うか?

暖炉ライフを楽しむ為には、燃料の供給が不可欠です。現在、暖炉やストーブに使われている燃料にはどのようなものがあるでしょうか。

まずは薪です。古来、暖を取ったり料理を作るための燃料は「木」でした。薪は近来、化石燃料にとってかわるごく最近まで重要な燃料だったといえます。化石燃料である石炭・石油・ガスを使った暖炉は、薪の燃焼を擬似的に模しているものが多く、やはり暖炉・ストーブの燃焼は「薪」のはぜる音や香りが重要な役割を果たしていると
思われます。しかし供給の安定性や使いやすさという点では、石炭やコークスは手に入りにくく、石油、ガス、特にアメリカではガスを使った暖炉、ストーブが多く普及しています。ヨーロッパでも天然ガスを使ったものが増えつつあります。

しかし薪の燃える様は、人々の心を魅了する魔力を持っているらしく、世界的に見ても暖炉、ストーブの原点として健在です。エコロジーの問題が提起されているなかで、森林資源の保護やリサイクルといった考えを通じ、薪利用の推進が見直されていることも事実です。

燃料の一つで「ペレット」RDF(※)という木質系再生燃料があります。これはチップ等の木屑を規格に合わせて小さな円筒形に固め、機械で燃焼室に順次送り込みガス化して燃焼させるものです。数年前にアメリカで木屑のリサイクル運動があり一世を風靡しそうな勢いでしたが、メカニズムの複雑さと規格化された燃料の流通問題もあり、現在では一部のストーブを残し廃れてしまいました。石炭・コークスに至っては燃料の調達そのものが難しく、古くからのストーブには使用することもありますが主流ではありません。

また海外でのガス暖炉の普及にも、めざましいものがあります。しかし日本の場合には法律が厳しく、海外製品をそのまま国内で使用することは現在のところ難しい状態です。しかしながら、日本ガス検査機器協会の適合性検査をクリアーしたガス暖炉もあります。石油に関しても同様のことがいえるでしょう。

※RDF/Refuse Derived Fuelの略。ここでは天然材料のみの再生燃料

 

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