よくある質問

薪ストーブの機能、熱効率などは?

暖炉・ストーブには2つの機能があります。一つは炎により人間の目を楽しませる機能です。
炎が見えるということは暖炉として一番の必要条件です。暖炉の炎は人間の心を落ちつかせ、なごませ、思考力を回復させます。二つ目は熱源としての機能、すなわち暖房やお湯を沸かしたり、調理したりする火元来のものです。一つ目の機能は個人差もあり抽象的でもありますが、二つ目の機能は数字に表れる具体的な比較のできる機能です。

薪は1kgあたり3,500~4,600Kcal(含水量によって異なります)の発熱量があります。
一時間あたりの薪の消費量を発熱量に乗じると、薪の総発熱量が求められます。この薪の総発熱量にその機種の熱効率を乗じると、そのストーブの一時間あたりの発熱量が求められます。通常の壁付き暖炉の場合は、熱効率が低く10%程度ですからあまり部屋の暖房としては頼れません。

暖房器具としては、密閉したファイヤーボックスを持った機種が適しています。火力の調整ができ薪の燃焼量のコントロールも可能です。このような機種は50~80%の熱効率があり、暖房器具としても十分な能力があります。

部屋の広さと暖炉・ストーブとの暖房能力の関係は、天井の高さを一般的な2.4メートルとした場合、1㎡あたり0.07~0.17KWの熱量が目安となります。例えば20畳の広さの部屋は、33㎡ですから2.3~5.75KW/hの熱量が必要になります。熱量に幅があるのは、寒冷地や家の断熱状況や部屋の最初の温度等によります。

 

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